紅芋・さとうきび・薬草などを配合したオリジナルの餌によって飼育された沖縄キビまる豚。
赤身とキラキラ光る脂のコントラスが美しいお肉をダイレクトに楽しむならさっとお湯にくぐらせしゃぶしゃぶで、タレとのコラボを楽しむなら焼いて絡め丼にしても良し。
どちらであっても牛肉とも鶏肉とも違う、あっさりとしつこいの中間「さすが豚!」と満足できること間違いなしです。
エサ・水・温度の緻密な管理で
おいしくて安全な豚肉を実現。
[農業生産法人株式会社福まる農場 加工部主任]
識名さん
近いうちに義務化されるという食品衛生管理手法であるHACCP(ハセップ・ハサップ)。
福まる農場は沖縄県ではまだ指定の少ない「農場HACCP推進農場」の ひとつであり、徹底してお客様に安心・安全なものを届けることに力を注いでいます。
「豚のストレスが溜まらないような環境をできるだけ整えています。」
県内に3箇所ある豚舎のひとつである、糸満市新垣に2015年新しく完成した豚舎の前で説明してくださった加工部主任の識名さん。
豚舎は衛生管理面から、豚舎スタッフの方と餌を製造している業者さんしか 出入りできないようになっています。
「従来のようなスタッフがケージを一つ一つ回りながら餌を与える方法では、 最後の方の豚は最初の方の豚が食べているのに、自分の番になるまで待たなければいけないことに対してストレスを感じます。それを避けるために餌やりも自動化し、手元のボタンを押すだけで全てのケージに同時のタイミングで餌やりができるようにしました。」
豚はストレスがかかるとそれにより肉質も固くなってしまいます。
また豚舎の壁は水が内部を流れる特殊構造になっており、こうすることで年中一定の快適な温度を保つことができます。
これらの取り組みの結果が、福まる農場の豚肉の美味しさを創り出しています。
福まる農場の前は全く異業種異職種に携わっていたという識名さん。
職種柄豚の解体などの作業も行うそうですが、農場で育った豚が工程を経て皆様の口に入ることに壮大なロマンを感じているそうです。
沖縄の豊かな自然の元、徹底した衛生管理で生み出されるブランド豚。
豚を育てた生産者さんはもちろん、豚自身にも感謝しながらその旨味を味わってみるのはいかがでしょうか。