南風原町地域ブランド はえばる良品

一つひとつの手間を惜しまない
精緻な手仕事で琉球の美を今に。

600種類の多彩な図柄がある琉球絣は、古来琉球王国時代から現在に至るまで伝統を継承してきました。今ではそのほとんどが南風原町で作られています。このブックカバーは、その南風原の特産品である絣の端切れを有効活用したいとの想いから、琉球絣事業組合さんとのコラボで誕生しました。手製本の技術をフル活用し、長く愛用していただけるように水にも強く、丈夫でミシンで縫うこともできるコルダバ紙を選択。昔ながらの活版印刷で「とぅいぐぁ（鳥）」という２羽の愛らしい図柄をワンポイント印刷。ブックカバーの端を栞がわりにできる工夫も便利と大好評。そこを開くたびに絣柄が楽しめる、読書が始まる、大人のちょっと粋なアイテムです。

琉球王国時代の絣の風情が、昔ながらの活版印刷の情趣とコラボ。ゆったりと優しい時を紡ぐ職人の意匠を感じさせます。

出番のなかった小さな絣生地たちが主役。
お客様が素敵!と微笑む、その瞬間が幸せ。

［代表取締役］ 知念 由紀さん（写真右）
［印刷工］ 町田 宗明さん（写真左）

今では見られなくなった活版印刷。その温もりのある印刷をたくさんの方に知っていただきたく、動かなくなった手動の機械を蘇らせ、美しくていねいに絣とともに印刷をしています。絣は昔ながらの技法により一日１～２ｍを丹念に時間をかけて織り上げる伝統工芸品です。そのリズムと波長を合わせるかのように印刷も機械での大量生産ではなく、一つひとつを手作りで仕上げています。気持ちを込めた商品だからこそ、特別なものではなく普段着のように日常的に愛用していただければ嬉しいです。私自身が南風原出身ということもあり、小さな頃から南風原町の特産だと学んできた絣を商品に生かすことができ、とても嬉しく思っています。この商品を通して、町外や県外の方にも南風原の魅力を伝えることができたら幸いです。